
皆様、家族や子供の本当の姿を、まだ知らない…なんて事はありませんか?
おはようございます。島佳代子です。
先月、息子は地元坂戸市の作業所「あかねの郷」にて2週間の現場実習に参加しました。
その間、息子の送迎に主人と私、そして帰りは放課後デイサービスの方に迎えに来てもらって2週間対応しました。
息子の振り返りの現場実習ノートを見ると、終日作業に集中できている様子がうかがえました。
「え?何も問題ないの?そんなバカな・・・あの息子に限って(ひどい親ですね)・・」
私はそんな評価を下さる現場の支援員さんの返信が信じられず、最終日に三者面談で担任の先生、施設長さん、
現場の支援員、そして私達夫婦と息子本人で話し合われました。
「島君は非常に素直で作業に集中されていた。また懸念していた急な作業内容の変更にも素直に応じて瞬時に対応された」
「徐々に難しい作業の工程でもすぐに理解した」
「同じ作業所内の利用者さんとも自分から声をかけることはないが、穏やかに人と一緒に食事が出来る」
???
え、本当それ?
普段の息子からどうにも想像つかない姿でした。
自宅と学校、そして現場実習先ではやはりそれなりに顔を使い分けるのか?
そりゃ、人間であるので、いつもどこでも誰に対しても同じ顔を見せるわけではありません。
家と外とで態度や話し方だって変わるし、人が変われば対応の仕方、口調だって変わるはず。
そんな当たり前のことを、知的の障害を持つ子供の親はどうにも忘れがちになります。
いつまでも子供のまま・・・
そんな勘違いを見事に子供は払拭してしまいます。当たり前ですね。
作業所の方は当事者の能力を引き出すのがとても上手なものです。
そんな風に感心しているばかりではいけません。
そう言えば、私も神奈川県川崎市で「支援員」として利用者さんと向き合い、お仕事をしていますが・・・
果たして私はこの「あかねの郷」の支援員さんのように、利用者さんを集中させてお仕事に向かわせているのか?
自分の子供の事だけ考え自分の子供の振り返りをしようとしていたら、思わぬ支援員としての自分の振り返りの時間となってしまいました。
私の次男もそうですね。半分はお世辞も含まれていると思いますが、知り合いの人がヤオコー泉での息子の対応を褒めてくれています。私は家での息子とは別人のように思っています。島さんとこも同じような状況の部分があるのでは? まあ、遠くから息子を眺めていますと、キチンとお客対応している様子を見たこともありますけど・・・・・しかし、親は
家出の行動で、息子を評価し、外でも、つい同じように(家での評価を基準に)・・・
ではないでしょうかね?
亡くなった妻の評価 私が自分で妻を評価していた内容と、同じようにお世辞が含まれているでしょうけど、いきいきでは「明るく、みんなを和ませてくれていた」との評価を聞いています。家と外で使い分けしたいたのかと思う部分も感じています。